すでにプロフェッショナルとして働いているサーバーエンジニアや、サーバーエンジニアを目指して求人を探しているという学生の中にはスキルアップしたいという方が多いかと思います。スキルアップができる勉強法はいくつかありますが、個人で行うこととなると限られてきます。スキルアップしたいという方々が個人的に学習したいからといって、サーバーエンジニアが働く舞台となる企業のネットワークシステムを使うわけにはいきません。プロフェッショナルのサーバーエンジニアが扱うのは企業の根幹的な部分だからです。
ではどのような学習をすればよいのでしょうか。まず行えることのひとつに、ネットワークに関する書籍やテキストを利用した学習があります。様々な書籍やテキストを通した学習からスタートしてみましょう。
これはブログが人気なことで書籍化されたものです。絵を描くのが好きな女子大生が、IT企業で働きながら学んでいく様子を描いた本です。あなたもこの女子大生とともに基本から学んでいってみてはいかがでしょうか。
サーバーエンジニアとしての仕事となると、書籍などだけでは学べないこともあります。やはり実践的な学習もあわせて行っていったほうがよいでしょう。ここで紹介する実践的な学習方法は、サーバーとクライアントの役割を果たすパソコンとソフトウェアを個人で用意し、自宅で環境を構築して利用するという方法です。
この学習には複数のパソコンが必要になります。普段メインで使っているパソコンと、他に所有しているパソコンがあればそれを用意しましょう。家族が使用しているものを借りてもいいですし、安い中古のパソコンでもかまいません。それらとLANケーブルや必要に応じてルーター等が用意できればネットワークを構築することができます。ネットワークを構築した上でそれらを管理することで、実践的な学習を個人で行うことができます。小さなネットワークですが、手軽にサーバーの扱い方を実践的に学べるところが魅力です。
実際サーバーエンジニアの仕事をしていると、ネットワークのトラブルは必ず発生します。それらのトラブルを解決する上で重要になるのは、何よりも「経験」です。しかしその経験は「トラブルが発生し、解決した後に」得られるものです。トラブルへの対応経験がほとんどない未熟な段階では、トラブルに対する適切な対応が取れないというケースもあり得るでしょう。
これは企業にとって大きなダメージとなってしまいますので避けたいところです。このようなインフラ、ネットワークのトラブルへ対応するための学習方法としては、サーバー、ネットワークを仮想化するのがよいでしょう。